マンガ家:青年誌、女性誌、BL誌、同人誌と幅広くご活躍中!
1981年4月2日生まれ※
女性 東京都出身 A型
《マンガ家になった道のり 》
幼少時より絵を描くのが好きだった。
「母が大学で染色を教えていて道具もあり、自然と絵を描ける環境だったのかもしれない。弟や妹も自由工作で絞り染めや型染めをしていた。」(『かつくら2012秋号』より)
≪小学生≫
初めて読んだマンガは、いがらしみきお氏の「ぼのぼの」1巻。
小学1年生の時、4コママンガを描きはじめる。お話作りも好きで劇の脚本&演出をする。
小学5年生の時に教育テレビで「少女コミックを描く」という講座を見る。
このころコマ割りのマンガを描く。
読んでいた雑誌は『りぼん』『ジャンプ』『サンデー』など。
≪中学生≫
マンガを描くセットを手にし、どんどんマンガを描くようになる。
友人が持っていた友情色の強いBL(ボーイズラブ)のパロディ同人誌を読ませてもらう。
≪高校時代≫
都内の芸術高校美術科で日本画コースを専攻。
美術学科の同級生にマンガ家の河内遙(かわち はるか)さん、武嶌波(たけしま なみ)さん。後輩に同じくマンガ家の竹内佐千子(たけうちさちこ)さんも。
在学中は漫画研究部に所属し部長を務め、部を活性化。まんが甲子園などに参加。
マンガを描く友人たちと過ごすことで、自分にとってマンガとは何かを伝える表現手段だと再確認する。
お母様の影響もあり美大進学を志すが、受験に失敗し勢いNGO主催の海外への船旅に出る。そこでいろいろな国を訪れ外国の人たちとも交流。帰国後、船旅の前に投稿していた作品が『アフタヌーン四季賞』(講談社)で佳作を受賞。また、この旅で見聞きしたことを人に伝えるコミュニケ―ション手段として、日本画ではなくマンガ表現についてもっと学びたいという思いが強まる。そのとき高校時代に懇意にしていただいた先生もいるマンガ学科のある京都精華大学のことを知り、出願。合格する。
≪大学時代≫
2001年4月、京都精華大学入学。
当時の、芸術学部マンガ学科ストーリーマンガコース2期生。
現マンガ学部マンガ学科教授の竹宮惠子先生の教え子で、1年生の夏休みに先生のお宅に遊びに伺うつもりが、初めてのアシスタント経験をさせてもらう。
在学中、自由なマンガ創作に励み同人誌活動もするが、投稿はせず商業BLにも触れてこなかった。先生方からプロマンガ家はサービス業であることを教わり、プロになってからそれを痛感する。
2005年3月、同大学卒業。
2005年4月、同大学大学院芸術研究科に進学。
2006年4月、BL作品が商業誌に掲載。
ボーイズラブアンソロジー『年の差カタログ』(東京漫画社)に「Rockin'in my head.」24pが掲載。きっかけは、いつもとちがうBLっぽい同人誌に、出版社さんがピンポイントで目に留めてくださったことから。
2006年8月、商業デビュー。初の単行本刊行。
単行本「ショーが跳ねたら逢いましょう」刊行。商業誌初掲載作品も収録。
以降、商業誌、同人誌におもにBL作品を執筆。
2007年3月、大学院芸術研究科博士前期課程修了。
2008年11月、女性誌に初登場。
『フィールヤング』(祥伝社)に、このたびはシリーズ「K」32pを掲載。
2009年4月、スペインへ短期留学。闘牛も鑑賞。
スペインやトルコなどの海外へ取材も兼ね、毎年のように訪問。
2010年、「うどんの女」「GALLOP!!(=はたらけ、ケンタウロス!)」連載開始。
商業誌での活躍と並行して、同人誌活動もこなし続ける。
2011年4月から大学のマンガ学科で非常勤講師を務める。
(『on BLUE VOL.2』2011年4月 インタビューなどより)
2011年6月、青年誌に進出。
闘牛を扱った作品、「Golondrina -ゴロンドリーナ-」を『月刊IKKI』(小学館)にて連載開始。
2011年に単行本刊行数が10冊を超える。
2012年現在、
海外旅行、スペイン闘牛、サッカー、バレエ、映画、音楽、美味しいものなどなど情熱をささげつつ、創作への愛がじんと伝わる印象的で優しく美しく魅力的な作品を創作し続けていらっしゃいます。
◎主な著作◎
「はたらけ、ケンタウロス!」 2011年4月 リブレ出版…『クロフネZERO』にて連載(休載中)
「equus ―エクウスー」 2011年4月 祥伝社…BL
「うどんの女」 2011年9月 祥伝社
「愚か者は赤を嫌う 新装版」 2012年3月 小学館…BL
「クシュラル」 2012年10月 祥伝社…BL
「Golondrina-ゴロンドリーナ-」第1~4集 小学館…現在『月刊IKKI』にて連載中!
「IPPO」第①~②巻 集英社…現在『ジャンプ改』にて連載中!
☆お名前の「えすとえむ」は「えすと」で区切るとのこと。「えすと/えむ」
本名のイニシャルからつけられたそうです。(『小説ウイングス』2009年秋号より)
※同時期に雑誌掲載をしていてTwitterなどでご交遊もあるマンガ家のヤマシタトモコさんとは同い年。(『on BLUE VOL.2』2011年4月 えすとえむ×ヤマシタトモコ対談より)ヤマシタトモコさんは2012年の誕生日の際、twitterでサーティーワンのアイコンを使い、みなさまからの祝福を受けとめていらっしゃいましたw
公式サイト:est em blog
旅行写真blog:acá para allá
公式twitter:@est_em ※「お気に入り」内にご自身の告知tweetを保存されています。
☆参考資料:発表されたインタビュー記事のすべてを参考とさせていただきました。(2012.12)
※河内遙さんの読み仮名が間違っていました。訂正させていただくとともに深くお詫び申し上げます。(2013年3月3日)
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